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ゆりbutainunana

Author:ゆりbutainunana
デザインとイラストの仕事をしています。アートボランティアとして横浜をうろうろしていることも。
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「シュルレアリスム」展/国立新美術館

 国立新美術館で開催中の、「シュルレアリスム」展 ーパリ、ポンピドゥセンター所蔵作品によるーへ行ってきました。 作品数はとにかくボリュームがありました。絵画だけでなく、彫刻や映画も結構な点数が出ているので、とにかく見応えあります。十分お腹いっぱいになるくらい。この展覧会を観て、不安定な情勢の中で育った実験性の強い、一言ではくくれない芸術運動だったことを嫌というほど実感します。不安・不毛・退... &#160;国立新美術館で開催中の、<br /><br /><span style="font-size: small; "><span style="color: rgb(255, 102, 0); "><strong>「シュルレアリスム」展 ーパリ、ポンピドゥセンター所蔵作品によるー</strong></span></span><br /><br />へ行ってきました。<br /><br /><a target="_blank" href="//blog-imgs-45-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/110227c2.jpg"><img alt="110227c2.jpg" border="0" width="120" height="120" src="//blog-imgs-45-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/110227c2s.jpg" /></a>&#160;<br /><br />作品数はとにかくボリュームがありました。<br />絵画だけでなく、彫刻や映画も結構な点数が出ているので、<br />とにかく見応えあります。十分お腹いっぱいになるくらい。<br /><br /><img alt="no1.png" border="0" width="28" height="28" src="//blog-imgs-45-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/no1.png" /><br />この展覧会を観て、不安定な情勢の中で育った実験性の強い、<br />一言ではくくれない芸術運動だったことを嫌というほど実感します。<br /><br />不安・不毛・退廃 まさにこのことばしか思い浮かばないほど。<br />暗い印象で、脅かすような、見たくないものを見せつけられているよう。<br />そんなテーマの作品たちばかりが並んでいます。<br /><br />ただ、技法や手法はとても革新的だったことが、これだけの点数を一度に見られると<br />よく分かってきます。その頃に確立した技法を挙げたらきりがありませんが、<br /><strong><span style="color: rgb(128, 128, 0); ">オートマティスム</span></strong><br />を取り入れたことによって、ラインが特徴的な絵画がとても多いなと<br />感じました。<br /><br />さらに、今回の展覧会は、日本ではほとんど取り上げられることのない<br />作家や作品も多数紹介されており、シュルレアリスムの運動を<br />ほとんど知らない人でも、かなり勉強できるボリュームと内容だと<br />思います。<br /><br /><strong><span style="color: rgb(128, 128, 0); ">ジャコメッティ</span></strong>の初期の作品は、日本ではなかなか観られない貴重なものだと思います。<br /><strong><span style="color: rgb(128, 128, 0); ">「喉を切られた女」</span></strong>は不安を抱かせるテーマながらもフォルムの美しさを<br />十分に感じさせてくれる作品でした。<br /><br />ダダやシュルレアリスムの運動の出版物もとても多く展示されていました。<br />その頃の最大限の媒体を利用した活動を細かく追っていくことができます。<br /><br /><img alt="line2.png" border="0" width="369" height="18" src="//blog-imgs-45-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/line2.png" /><br /><img alt="tug11.png" border="0" width="71" height="31" src="//blog-imgs-45-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/tug11.png" /><br /><strong><span style="color: rgb(128, 128, 0); ">・アンドレ・マッソン<br />・マックス・エルンスト<br />・ヴィクトル・ブローネル</span></strong><br />この三者の作品はとても充実していました。<br />様々な年代の作品があり、それぞれ描き方、モチーフの変容が分かる内容でした。<br />特に、ブローネルの作品数は多く、しかも印象に残るようなテーマの絵<br />(目から筆が飛び出してきたり…)<br />が多いので、ブローネルだけでもお腹いっぱいに感じるくらい。<br /><br />今回シュルレアリスムといえばと思いつく、ダリは2点のみ。<br />この人を見に来た人はちょっと肩透かしだったかもしれないですね。<br />ちなみに、公式HPでの人気投票では、ダリの作品が一位になっているようです。<br /><br /><img alt="line2.png" border="0" width="369" height="18" src="//blog-imgs-45-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/line2.png" /><br /><img alt="tug15.png" border="0" width="71" height="31" src="//blog-imgs-45-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/tug15.png" /><br />私が気に入った作品は、<br /><strong><span style="color: rgb(128, 128, 0); ">アンドレ・マッソン</span></strong>の<strong><span style="color: rgb(128, 128, 0); ">「巫女」</span></strong>。<br />この作品は、テクスチャがとても面白いなと感じました。<br />キャンバスにテンペラで描いているのですが、<br />その質感がとても有機的。<br />アメリカへ亡命した後に描かれた作品で、過去の彼の作品と<br />照らし合わせてみても、明らかに色彩の多様さ鮮やかさ<br />抽象でもない具象でもない描き方は独特な怖さとエネルギーを<br />持ち合わせています。<br /><br />その他に、シュルレアリスムの参加者が、遊びとして開発した<br /><strong><span style="color: rgb(128, 128, 0); ">「甘美な死骸」</span></strong>の現物が展示されていたこともとても貴重だなと感じました。<br />参加者が各々のパートを受け持ち、一つの文章をリレー式に作るというもの。<br />その方式を元に、絵に描きおこしたものが、今回展示されていました。<br />紙を折りつなげるかたちの端の部分以外は隠します。前者がどのようなかたちを描いたか<br />を想像しながら絵をつないでいく。4人くらいで一つの絵を完成させるのですが、<br />広げてみると見たことのないものが描かれる結果になるのです。まさに想像力の競演。<br />このかたちが観ていると本当に面白いのです。<br />ブルトンやプレヴェールも参加しているので、さほどお上手ではないかたちも組合わさる。<br />その偶然性と、ユーモア、想像力を存分に使う手法は<br />いまだにフランスの学校でも、行われていたりするそうです。<br /><br />あと、<strong><span style="color: rgb(128, 128, 0); ">アンドレ・マッソン</span></strong>の<strong><span style="color: rgb(128, 128, 0); ">「アンドレ・ブルトンの肖像」</span></strong>。<br />この作品は、まさにシュルレアリスムの象徴でもあるブルトンの威厳に満ちた表情。<br />彼あってのシュルレアリスム。それをまざまざと見せ付けてくれる一枚だと感じました。<br /><br /><img alt="tug12.png" border="0" width="71" height="31" src="//blog-imgs-45-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/tug12.png" /><br /><img alt="rank3.png" border="0" width="113" height="24" src="//blog-imgs-45-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/rank3.png" /><br /><br /><img alt="tug13.png" border="0" width="71" height="31" src="//blog-imgs-45-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/tug13.png" /><br />とにかく作品数が多いので、会場内に座る椅子が少ないです。<br />会場の奥に休憩室があるので、休む場合はそこで。<br />映画上映の椅子でぐったり寝ている人を結構見かけました。。<br /><br /><br /><img alt="line2.png" border="0" width="369" height="18" src="//blog-imgs-45-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/line2.png" /><br /><br />シュルレアリスム展 ーパリ、ポンピドゥセンター所蔵作品によるー<br />会場:国立新美術館<br />会期:2011年2月9日(水)~5月9日(月) ※毎週火曜日休館(ただし5月3日は開館)<br />開館時間:10:00~18:00 ※金曜日は20:00まで<br />(3月26日 六本木アートナイトの際は、22時まで開館)<br /><br />
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