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ゆりbutainunana

Author:ゆりbutainunana
デザインとイラストの仕事をしています。アートボランティアとして横浜をうろうろしていることも。
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ブリヂストン美術館開館60周年記念展/ブリヂストン美術館

ブリヂストン美術館で開催中のあなたに見せたい絵があります。-ブリヂストン美術館開館60周年記念展へ行ってきました。この展覧会は、開館60周年記念ということで、ブリヂストン美術館と、同じ財団である久留米の石橋美術館の収蔵作品計109点が展示されるという、まさにブリヂストンの所蔵名作品を凝縮して拝見できる機会となっていました。公式HPは→こちら今回はいつもおなじみ弐代目青い日記帳のたけさんの企画として、ブロガー... ブリヂストン美術館で開催中の<br /><span style="color: rgb(255, 102, 0); "><strong>あなたに見せたい絵があります。-ブリヂストン美術館開館60周年記念展</strong></span>へ<br />行ってきました。<br /><br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330a.jpg" alt="120330a.jpg" border="0" width="282" height="399" /><br /><br /><br />この展覧会は、開館60周年記念ということで、ブリヂストン美術館と、同じ財団である久留米の石橋美術館の収蔵作品計109点が展示されるという、まさにブリヂストンの所蔵名作品を凝縮して拝見できる機会となっていました。<br /><br /><br />公式HPは→<a href="http://www.bridgestone-museum.gr.jp/">こちら</a><br /><br />今回はいつもおなじみ<a href="http://bluediary2.jugem.jp/">弐代目青い日記帳</a>のたけさんの企画として、ブロガー限定で内覧会ご招待いただいた機会でした。なので、一足お先に拝見させていただくことができました。たけさんには本当に感謝です。<br />内覧会など滅相もない立場の人間なので、経験ない分かなりどきどきしましたよ。どう振る舞っていいのかが分からない。自分はプレスだという意識で鑑賞しないと呼ばれている意味もなくなるので、見方も普段とは変えましたし、写真の撮り方なども細心の注意を払ってだったので、右往左往。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330b.jpg" alt="120330b.jpg" border="0" width="397" height="298" /><br /><br /><strong>(注)記事内の写真は許可を得て撮影したものです。写真の無断転用を禁止します。</strong><br /><br /><br />展示室内の写真を撮らせてもらえたので、写真を参照しつつ感想を。<br /><br />今回の展示内容は、石橋財団の名作を分かりやすく鑑賞してもらおうという観点から、テーマ別に展示されていました。<br /><br /><br /><br /><strong>1章 自画像</strong><br /><br />この章では、画家が描く一番身近であるのに難易度高い自画像を集めていました。<br />絵を志した者ならば誰でも避けて通れない道である自画像は、観ていると本当に深いテーマだなと感じます。作家にとって自画像とは何か。捉え方の違いを見比べるのもいいかもしれませんね。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330d.jpg" alt="120330d.jpg" border="0" width="397" height="298" /><br /><br />今回の展示では、マネの貴重な2点しか描かれていない自画像のうちの1点と、セザンヌの自画像が並んで展示されています。ブリジストン美術館ならではの展示ですよね。<br /><br /><br /><br /><strong>2章 肖像画</strong><br /><br />こちらの章では、作家が依頼されて描いた肖像画にスポットをあてています。<br />肖像画は誰かがいた証を残したい、いつまでも生き生きととどめておきたいという意思により依頼されているものなので、描かれている作品も実験的なものというよりは、対象である人物をいかに写し取るかということに注力を注がれているものが多いですよね。<br /><br />ジョルジェットちゃんは今回も展示室内に燦然と展示されていて、眩しかったですよ。<br /><br /><br /><br /><strong>3章 ヌード</strong><br /><br />ヌードに言及した章は、日本人画家とヨーロッパ画家の作品を同時に観ることができました。<br />最近東京国立近代美術館で開催された「ぬぐ絵画」でも注目された日本人のはだかに対する表現の意識を、今回の展覧会でおさらいすることもできますね。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330c.jpg" alt="120330c.jpg" border="0" width="397" height="287" /><br /><br />今回石橋美術館に収蔵されている<span style="color: rgb(128, 128, 0); ">岡田三郎助《水浴の前》</span>や、<span style="color: rgb(128, 128, 0); ">和田英作《チューリップ》</span>などを拝見できたのはいい機会でしたね。アカデミックな描き方をされているヌードの絵と、<span style="color: rgb(128, 128, 0); ">ドガ《浴後》</span>を見比べられたのも良かったです。<br /><br /><br /><br /><strong>4章 モデル</strong><br /><br />作家は時として、依頼されて描く絵だけではなく、自分の訓練のためや新しい作画習得のためなどにモデルを雇うことも。モデルを誰に頼むかは画家にとって重要なことですよね。モデルは作家からお金を払って来てもらっていたりするので、モデルと向き合う時間は、作家がある意味我を通せる時間でもあります。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330p.jpg" alt="120330p.jpg" border="0" width="397" height="298" /><br /><br /><span style="color: rgb(128, 128, 0); ">藤島武二《黒扇》</span>は私大好きな作品の一つです。今回も観ることができてうれしいですね。<br />この作品は、イタリアに留学した時に描かれたものだそうですが、日本人が西洋人を描くということが一種のチャレンジだった時代に、大胆な筆跡で彼女の魅力を一気に描ききった藤島の情熱を感じるんですよね。正面を向いてこちらをじっと見つめる彼女の眼差しにとてもどきどきしてしまいますが、藤島もきっと同じように眼差しと向き合って描いていたのでしょうね。<br /><br /><br /><br /><strong>5章 レジャー</strong><br /><br />この章では、19世紀から20世紀初頭の西洋絵画を集めて展示されていました。当時産業革命以降、人々が余暇を楽しめるようになった時代の風景が生き生きと描かれているものがあったり、ピカソのように、一人の人物に焦点を当てて描いているものもあったり。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330e.jpg" alt="120330e.jpg" border="0" width="397" height="298" /><br /><br />絵の具が外へ持ち出せるようになって、眩しい人々の姿を描けるようになった時代の生活を垣間見ることができますよね。<br /><br /><br /><br /><strong>6章 物語</strong><br /><br />部屋に入ってすぐに見えてくる<span style="color: rgb(128, 128, 0); ">青木繁《海の幸》</span>。まさに「物語」というくくりにぴったりの画家です。また観られる機会に恵まれたのはうれしいですよね。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330f.jpg" alt="120330f.jpg" border="0" width="397" height="298" /><br /><br />この章では、西洋と日本の物語をテーマにした作品がならんでいました。青木繁は、古事記などの日本の物語からテーマを選んで描いた画家。今回は<span style="color: rgb(128, 128, 0); ">ドニ《バッカス祭》</span>と向かい合わせで観られることが貴重です。<br /><br /><br /><br /><strong>7章 山</strong><br /><br />自然の雄大さを表す上で避けて通れないモチーフが山ですよね。山はその地域によって姿が様々なので、今回展示されていたものも一言で言い切れないくらいいろいろな技法を観ることができました。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330g.jpg" alt="120330g.jpg" border="0" width="397" height="298" /><br /><br />今回の展示で特にうれしかったのが、<span style="color: rgb(128, 128, 0); ">雪舟《四季山水図》</span>。石橋美術館でも常に展示できない貴重な作品を今回東京で観られるというのはうれしかったです。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330h.jpg" alt="120330h.jpg" border="0" width="397" height="298" /><br /><br />そしてセザンヌとゴーギャンの作品が並んでいる展示も見物ですよね。<br /><br /><br /><br /><strong>8章 川</strong><br /><br />以前に「セーヌ川の流れに沿って」の展覧会でも拝見しましたが、セーヌ川風景を中心とした作品が展示されている章です。明るいフランスの風景を切り取ったものが多く観ていて清々しいものばかりでした。3章でもテーマにされていましたが、外へとどんどん出て行けるようになった時代の象徴が風景画なのだなと感じます。<br />当時のフランスの文化が一番描かれている章かもしれませんね。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330i.jpg" alt="120330i.jpg" border="0" width="397" height="298" /><br /><br /><span style="color: rgb(128, 128, 0); ">モネ《睡蓮》</span>2点が並んで観られるところがブリヂストンならではだなと思いました。<br /><br /><br /><br /><strong>9章 海</strong><br /><br />山、川とくれば次は海ですよ。雄大な海がテーマの作品でも、静と動を感じるものがあり表情は様々でした。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330m.jpg" alt="120330m.jpg" border="0" width="397" height="298" /><br /><br />今回の展示では、<span style="color: rgb(128, 128, 0); ">モネ《雨のベリーヌ》</span>と、<span style="color: rgb(128, 128, 0); ">青木繁《海景》</span>が並んで展示されているので、とても貴重な機会ですね。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330l.jpg" alt="120330l.jpg" border="0" width="397" height="298" /><br /><br />私の大好きな<span style="color: rgb(128, 128, 0); ">モネ《黄昏、ヴェネツィア》</span>ももちろん展示されていたので良かったですね。<br /><br /><br /><br /><strong>10章 静物</strong><br /><br />この章では、自画像に次いで画家の特色が出せるモチーフである静物に焦点を当てています。静物はモデルと違って、より画家の意図を込めやすいですし、何より動かずじーっとしていてくれるので、気を遣わずゆっくり向き合えるモチーフですので、画家は新しい画風を確立するための実験の場としていました。<br />今回様々な作風が展示されていましたが、<span style="color: rgb(128, 128, 0); ">古賀春江《素朴な月夜》</span>は、静物画の印象だけにとどまらないならではの世界観を楽しめる作品でしたね。こちらも石橋美術館の所蔵なので、今回東京で初見だった分うれしかったです。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330n.jpg" alt="120330n.jpg" border="0" width="397" height="298" /><br /><br /><br /><br /><br /><strong>11章 現代美術</strong><br /><br />この章では、今も活躍されている画家も含めた構成になっていました。ので、会場内の撮影は禁止でしたので掲載できませんが、以前展覧会を開催した野見山暁治やザオ・ウーキーの作品、近年に所蔵された<span style="color: rgb(128, 128, 0); ">アンス・アルトゥングの《T.1963-K7》</span>も再び展示されていました。<br /><br /><br /><br /><strong>新収蔵作品</strong><br /><br />今回の展覧会のもう一つの目玉が新収蔵作品2展のお披露目かと思います。<br /><br /><img src="//blog-imgs-49-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/120330o.jpg" alt="120330o.jpg" border="0" width="397" height="298" /><br /><br />カイユボットを日本で拝見できるなんて、うれしいですよ。モネやセザンヌと同じ展覧会で観られる贅沢。<br /><br /><br />今回の展覧会は、明治の日本人画家の作品収集に力を入れた石橋財団の功績を存分に味わえるものでした。<br />坂本繁二郎や青木繁、藤島武二のコレクションはさすがです。<br /><br /><img src="//blog-imgs-45-origin.fc2.com/t/e/k/tekutekutoart/line2.png" alt="line2.png" border="0" width="369" height="18" /><br /><br /><br />あなたに見せたい絵があります。-ブリヂストン美術館開館60周年記念<br />会期:2012年3月31日(土)~2012年6月24日(日)<br />休館日:4/15(日) 4/23(月) 5/28(月) <br /><strong>4/15日 日曜日に休館日があるとのこと。お気をつけ下さい。</strong><br />開館時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜日は20:00まで)
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