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  1. 弐代目・青い日記帳 

    2011-03-27 (Sun) 12:31

    山種美術館で開催中の 「ボストン美術館 浮世絵名品展~錦絵の黄金時代 清長、歌麿、写楽」に行って来ました。 展覧会公式サイトhttp://ukiyoe.exhn.jp/ まず始めに展覧会の構成から。 第1章:鳥居清長 第2章:喜多川歌麿 第3章:東洲斎写楽 第4章:黄金期...
  2. あお!ひー

    2011-03-28 (Mon) 21:22

    ボストン美術館 浮世絵名品展に行ってきました。 日曜日の朝一に行ったものの実はこれで二回目。その一週間前の土曜日にも朝一で行ってたのです。ですがこの日は他に予定が迫っていて、第1章の鳥居清長をほぼスルーしてたのです。 いや~、それにしても待ちました。昨...

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山種美術館/ボストン美術館 浮世絵名品展

 山種美術館で開催中の ボストン美術館 浮世絵名品展 錦絵の黄金時代―清長・歌麿・写楽―
へ行ってきました。

 
110321c.jpg 

この美術展は全国5箇所をまわる大規模巡回展。
関東は山種美術館と、千葉市立美術館の2カ所をまわるので、
展覧会としては行きやすいですよね。
詳細は→こちら

 110321f.jpg 

今回は鳥居清長・喜多川歌麿・東洲斉写楽に焦点をあてた展覧会。
何とも潔いい企画です。

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鑑賞のポイント

ボストン美術館は、エドワード・モースアーネストフェノロサウィリアムビゲローなどによって、明治初期に日本の美術がたくさん収集されました。その中でも浮世絵の数は5万点とかなり充実しています。その浮世絵は、ボストン美術館でも作品展示されることが最近になるまでなかったため、収集されていた浮世絵の保存状態が格段にいいのです。その当時の江戸の美しい浮世絵のままの名品たちが、今回日本に里帰りしたのです。

今回展示されている作品は、天明から寛政時代(1781~1801)年に描かれた作品が並んでいます。
老中田沼意次の時代、町人の文化が華開いた頃からの作品たちです。
豊かだった江戸の町民の文化が手に取る様に分かる内容になっています。

例えば、
鳥居清長「雛形若菜の初模様」
この作品は、退色しやすい紫色がきれいに残っていることで話題になっている作品ですが、
内容は、一人前の遊女が正月に初めて着る着物を着ている姿。これは毎年今年の新柄を披露するカタログの用途があり、いわばファッションリーダーが新作を着ているんですね。
美しい桜と、着物柄がしっかりと見えるような構図。しかも表現がとても細かい。
おそらくここまでのクオリティですとよっぽど資金があって、贅沢な印刷技術をおしみなく注ぎ込んだ仕様なのでしょう。
この錦絵からは、遊女が当時のファッションリーダーだったということと、新作柄を正月に着せて披露する習慣があったということが分かってきます。

その他にも、今現在は実施されていない行事 重陽の節句を描いた作品「子宝五節遊 重陽」からも、当時の行事の様子を伺い知ることができますし、
喜多川歌麿の「金魚」では、江戸時代になってからやっと町民にも飼えるようになった金魚を鑑賞する習慣なども知ることができます。

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3人の絵師を改めて見比べると

鳥居清長
ふっくらとしたまさに瓜実顔の美人を描きます。体型も華奢ではなく、わりとしっかりしていて、存在感も感じます。着物の柄も構図も綿密に描く絵師なのだなと感じました。いわゆる理想の美を追い求めているような描き方ですが、私はこの3人の絵師の中では一番好みの絵を描く絵師です。

喜多川歌麿
当時既に浸透しつつあった「遠近法」を上手く使ったり、町の看板娘を見立てで表現したりなど、構図やテーマにチャレンジした作品が多いまさに美人画の大御所。どんなテーマでも描ききるので器用さを感じますし、インパクトのある構図が多いので、人気が出るのも頷けました。

東州斉写楽
他の二人から比べると、画力が…。と感じてしまうこともしばしばの絵師。それは当然?なのかはですが、彼は阿波の能役者だったという説があるそうです。構図がとてもまともで、きっちり画面の中に入れようという意図が感じられる絵が多いです。それと、役者さんの顔がとても美形と言えないような描き方。そのおかげで人間味あふれる役者像を見ることができます。こうして改めて見比べてみると、彼の真面目さを感じることができました。

その3人の描き方の違い、時代の変化を今回はじっくり鑑賞することができるので、本当に良い機会だと思います。

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喜多川歌麿 「七代目片岡仁左衛門の由利八郎」
この作品はとにかく地味な印象。今まであれだけ豪華な美人画を数多く観てきた分、どうしてもモデルも構図も地味に見えてしまいます。
この頃は、次々と触書きが出されて表現の規制が厳しくなってしまっている時代。鳥居清長の頃から比べて、のびのびと作品を作れなくなってきていたようです。その頃の一枚だと思うと、色香漂う美人画と比べては申し訳ないですが、役者独特の風情とたたずまいを感じる一枚でした。

さらに、今回はその3人だけではなく、同時代に活躍した 勝川春章鳥文斉栄之窪俊満などの貴重な浮世絵と、肉筆絵を観ることができます。

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浮世絵は小さいので、人が多いと、鑑賞するのに観辛いことも。

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山種美術館
ボストン美術館 浮世絵名品展 錦絵の黄金時代―清長・歌麿・写楽―

会期:2011年2月26日(土)―2011年4月17日(日)
開館時間:【月~金】午前10時―午後4時(入館は午後3時30分まで)
     【土・日】 午前10時―午後5時(入館は午後4時30分まで)

なんと会期中は月曜日まで開けてくれることに!
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  1. 弐代目・青い日記帳 

    2011-03-27 (Sun) 12:31

    山種美術館で開催中の 「ボストン美術館 浮世絵名品展~錦絵の黄金時代 清長、歌麿、写楽」に行って来ました。 展覧会公式サイトhttp://ukiyoe.exhn.jp/ まず始めに展覧会の構成から。 第1章:鳥居清長 第2章:喜多川歌麿 第3章:東洲斎写楽 第4章:黄金期...
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    2011-03-28 (Mon) 21:22

    ボストン美術館 浮世絵名品展に行ってきました。 日曜日の朝一に行ったものの実はこれで二回目。その一週間前の土曜日にも朝一で行ってたのです。ですがこの日は他に予定が迫っていて、第1章の鳥居清長をほぼスルーしてたのです。 いや~、それにしても待ちました。昨...

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