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  1. 弐代目・青い日記帳 

    2011-04-12 (Tue) 21:29

    練馬区立美術館で開催される 「鹿島茂コレクション1 グランヴィル 19世紀フランス幻想版画」展の内覧会にお邪魔してきました。 『不思議の国のアリス』の作者ルイス・キャロルや、エミール・ガレ、はたまたシュルレアリスムの作家たちにも多大な影響を与えたフ...
  2. はろるど・わーど

    2011-04-23 (Sat) 10:00

    練馬区立美術館(練馬区貫井1-36-16) 「鹿島茂コレクション1 グランヴィル - 19世紀フランス幻想版画展」 2/23-4/10 19世紀フランスを代表する版画家、グランヴィルの世界を紹介します。練馬区立美術館で開催中の「鹿島茂コレクション1 グランヴィル 19世紀フランス...

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練馬区立美術館/グランヴィル 19世紀フランス幻想版画展

練馬区立美術館で開催されているグランヴィル 19世紀フランス幻想版画展へいってきました。

110407a.jpg 


グランヴィルと聞いて誰だろうと思う方は多いと思います。
私も展覧会開催の情報をもらうまで彼のことは全然知りませんでしたし、作品を観るのも初見でした。


この展覧会を企画・監修したのはフランス文学者で明治大学教授の鹿島茂さん。
今回の展覧会は、鹿島さんが収集した個人コレクションの展覧会だそう。日本初公開の作品が展示されています。
アート関係者からはあまり研究対象になっていないそうで、今回はこの貴重で膨大なコレクションを観られるいい機会となっています。

110407b.jpeg


公式HPは→こちら

この数、本当に個人コレクション?と思うほど圧巻の作品数ですし、貴重な本の資料の多いこと。
その量の多さと作品の質の良さに圧倒されました。
彼は44歳で亡くなってしまうまでの約20年間風刺画を描いたのですが、この制作数の多さは信じられません。だってただ絵を描いている訳ではなく、想像力をフルに活用させたテーマと場面構成。それを膨大な点数描いているのですよ。相当な想像力と技術を持ち合わせていないとこなせないでしょうね。私がちょっとしたイラスト描くのだって数日かかったりするのに…。

グランヴィルは、たくさんの新聞や本の挿絵いわゆる風刺画を描いてきました。
最初の出発点となったのは、『当世風変身譚』という、顔は動物や昆虫、体は人間のいきものが描かれた風刺画です。その風刺画のタイトルも面白いのです。
くま人間がせっせと仕事をしている奥さんを後目に本を読んでいる光景のタイトルは
「おれはおれのために生きているんだ。」

奥さんは大変そうでした。。


その他にも、
・風刺新聞『ラ・カリカチュール』
・週刊誌『イリュストラシオン』
・雑誌「マガザン・ピクトレスク」
・『ラ・フォンテーヌの寓話』の挿絵


などなどなど。大衆紙や本の装丁まで当時グランヴィルは引っ張りだこだったことが分かります。
確かに、絵は細密で上手ですから。



line2.png
tug15.png

110407c.jpeg
『カードの戦争』(もう一つの世界) 1844年刊 パリ


グランヴィルは、ガレやルイス・キャロル、シュルレアリスムの作家たちなどにも多大な影響を与えたと言われていますが、この作品を観れば、一目瞭然です。ルイス・キャロルが「不思議の国のアリス」を出版したのが、1865年だそうで、この作品は20年前に描かれたものになります。
他にも、植物を擬人化した『花々の祭り』や、動物たちが主人公の風刺画などもありました。



私が気になった作品としては、
ナイフが横になっている前に、ペンと鉛筆が仲良くしているシーンが描かれた作品、タイトルは
『ナイフが退屈して眠ってしまった間に、ペンと鉛筆の合意が成立』
私も普段は鉛筆をカッターで削っているので、鉛筆がどんどん小さくなっていくのを目の当たりにしますが、そうか、鉛筆だって自分の身減らしたくないだろうな。とちょっと同情してしまいました。

他にも、
花を擬人化した作品
『フルールアニメ』

幻想的な世界を描いた
『レ・ゼトワール』
なども展示されていました。

どれもとにかく細かく、その一つ一つが美しいのです。
彩色もきれいで、観ていてうっとりしてしまう作品も。
さらに、古書としては非常に貴重なグランヴィルの絵が施された装丁本がとても美しいです。
その装丁の現物を観られるのも本当に良い機会だと思います。

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tug12.pngrank1.png

作品は版画なので、わりと小さめのものばかり。じっくり味わうには人が少ない時を狙っていくのがおすすめです。

会場では、虫眼鏡の貸し出しもありました。


フランスの王制に異議を唱えて、風刺画付き新聞や雑誌が出回った時代。グランヴィルの絵は、人々を説得させ、笑わせただけのパワーをしっかりと持った作品たちだったと思います。


line2.png

練馬区立美術館 グランヴィル-19世紀フランス幻想版画展
会期:2011年2月23日~4月10日 月曜休館
開館時間:10時~18時

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  1. 弐代目・青い日記帳 

    2011-04-12 (Tue) 21:29

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