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ゆりbutainunana

Author:ゆりbutainunana
デザインとイラストの仕事をしています。アートボランティアとして横浜をうろうろしていることも。
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  1. はろるど

    はろるど

    2011-04-28 (Thu) 01:12

    こんばんは。一見、表現の違う方向にある作家さんや作品が、通して見ると繋がっているような気がする展覧会でしたね。
    八木さんはちょっと今までとは毛色の異なる作品で驚きました。確かにテープのボール、意外なほど軽かったです。

    私としては冨井さんが一番が好きですが、椛田さんの圧倒的な仕事量(?)にも感服させられました。

    毎年色々と見るべき点の多い、現代美術館の密かなヒット企画だと思います。
  2. ゆりbutainunana

    ゆりbutainunana

    2011-04-28 (Thu) 23:00

    こんばんは!
    今回のMOTアニュアルもかなり良い展覧会でしたよね。
    私も冨井さんの作品が一番のお気に入りでしたが、椛田さんのボールペン一筋なところも本当に力を感じるなと思いました。
    気になったのが、私が行ったときもまだ図録が売っていなかったので、欲しかったのですが買えず、いつ出て来るのかな…と思ってしまいました。会期もうすぐ終わってしまうんですけどね…。

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  1. SPEAKING ABOUT ART

    2011-05-11 (Wed) 22:39

    東京都現代美術館で開かれていた MOTアニュアル2011に行ってきた。MOTアニュアルは毎年東京都現代美術館で開かれている、若手作家を集めたグループ展。今回は「Nearest Faraway 世界の深さのはかり方」という...

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MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方/東京都現代美術館

 東京都現代美術館で開催されている、MOTアニュアル2011へいってきました。

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国内のコンテンポラリー作家を集めた企画展も今回で11回目だそうで、
今年のテーマはNearest Faraway|世界の深さのはかり方
身近なものを使って、新しい表現を行っている6人の人たちの展覧会です。
身近なものを使っている分、とてもシンプルに感じますが、表現を新たに模索することによって見えてきた素材の独自の奥深さを見出している様に思えます。このテーマである、“Nearest Faraway”のことばが表す様に身近なものの広がった世界観を私たちにみせてくれているのです。

公式HPは→こちら

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冨井大裕

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冨井大裕 《ball sheet ball》 2006 アルミ板、スーパーボール 撮影:柳場大

以前Roentgenwerkeでの個展も拝見させていただいたのですが、冨井さんの作品は、日常のものをほとんど手を加えずにそのまま使っています。なのに、彫刻としてあらたな表現を見出しているのです。街で見つけたティッシュを壁にそのまま留めたものや、PPバンドでくくられた白ライナ段ボールがただ積んであるだけだったり。本当に日用品そのままを組み立てているだけなのです。観て帰って家で自分でも真似してみようかなと思ってしまいました。でもなぜか冨井さんの手にかかると、違ったものに見えてくる。おっと思えるその着眼点が人と違うのでしょうね。
ハンマーがただ並んでいる『wood#2』という作品や、写真のような『ball sheet ball』、そして『238line』を観ていると分かるのですが、冨井さんの作品には何かリズムを感じるところがあるのですリズムを刻んでいるような。秩序ある置き方をしていて、物がもつ色も大切にしているので、余計そのように感じるのかもしれません。ものが置かれることによって、秩序を加えられる構成にしているところが冨井さんらしさだなと感じました。彫刻という造形の概念を覆していますよね。


木藤純子

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木藤純子 《空見の間》 2010 カッティングシート、ガラス、水、紙、ほか 写真提供:富山県立近代美術館 [参考図版]

自然を表現しているのですが、よくよく観察しないとその表現されているものが見えないのです。空間の中にじっとしていないと見えてこないもの。ものとの対話を通して自然のはかなさを実感できる作品だと思います。
『snow child』は、おばあさんへのオマージュとして作られた作品だそうです。床に椅子がたくさん置いてあるのですが、その下にはたくさんの桜の花びらが。この花びら床にたくさん積もっているとまるで雪のように見えてきます。どこからこの花びらが?と思って上を見上げると…。
とにかく木藤さんの作品は繊細で、静謐な印象を持っているなと感じました。震災の影響で展示が中止されていた『Sky pot 2011』もまさに繊細な作品です。コップを横から見ると何もないのですが、上からのぞくとコップの中には大きな広いものが広がっているのです。
というように、木藤さんの作品は、ちょっと見ただけでは作品の意図が伝わってきません。本当にじっくりと向き合わないと見えてこないのです。からくりのようにもみえるこれらの作品は、自然との対話を体験させてもらえるなと感じました。




関根直子

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関根直子 《点の配置》 2007 鉛筆 / 水彩紙 (シリウス)

水彩用紙にひたすら鉛筆で描いた作品を描き続けている作家さんです。鉛筆で丹精込めて描かれた一面のグラファイトの世界。よく見ると、筆跡が一様ではなくたくさんの工夫をされています。
「この絵はおそらくuniの3Bくらい使ってるのかな?これは青っぽいからもしかしたらステッドラーも使っているかもしれない。」なんて、使っている鉛筆を想像しながら観るのも楽しいと感じる作品ですね。
この作品ですが、遠くから見ると、印象派のイメージを感じさせます。モネの睡蓮や、ターナーのように見える。光を感じるのです。鉛筆の筆触や濃淡だけでこんなに豊かな表現が出来るのかと感心してしまいました。画面もさほど大きくないし、色もモノクロだけです。普通なら印象が薄く感じてしまうだろうに、画力と相当な時間をかけて描く技法で、観る側に訴えかける力強い作品たちだと感じました。
意味を含ませたようなタイトルで、さらに想像をかき立ててくれています。




池内晶子

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池内晶子 《Knotted Thread-Red》 2009 絹糸 撮影:橋本舞 [参考図版]

とにかく細い細い線。これは何でできているのでしょう。展示されていた作品は、真っ白い絹糸で制作されていました。彫刻なのでしょうか、インスタレーションなのでしょうか。糸があまりにも繊細なので、存在感を感じません。ものがそこにあることも感じない造形物を観ることも珍しいですよね。その息をのむほど極端にはかない作品を池内さんは作り続けています。糸を張ることによって釣り合う、均衡が取れる様でかたちを作り上げているのですが、糸が釣り合うその絶妙なバランスのもとに作品が成り立っているのです。その緊張感がよりはかなさを助長しているように感じます。つながってひろがっていく。このかたちはフラクタルのようにも見えます。有機的なかたちを表現しているようにも見えました。
中に入ってくしゃくしゃくしゃっと壊してみたい衝動にも駆られましたが、この空間に奇跡的な支点を持って存在するその緊張感に、近づくことが出来ない雰囲気も醸し出しています。人を寄せつけない自然物のように凛とした存在感があるのです。




椛田ちひろ

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椛田ちひろ 《シュワルツシルトへの回答 24のメトリック》 2009 油性ボールペン / インクジェット紙 [参考図版]

今回は3作品展示されていたのですが、描いている画材はすべてボールペンです。ボールペンでとにかくがりがりがりと描いている。この作品たちを作り上げるのにどれだけの時間と労力を費やしているのでしょう。ボールペンの持つぬらっとしたインクの質感がインクジェット紙にもテトロン布にも映えています。椛田さんは、作品を作るときにとても近視眼的に描くそうです。塗っている箇所だけを見ていて、全体像は把握しないんだそうです。大きな『事象の地平線』を描いているときも、長いインクジェット紙を巻いて、描く部分だけを出しひたすら塗っていたとのこと。描くというより、ボールペンの筆跡を重ねて重ねて積層している様に感じます。
展示されていた『54のメトリック』この作品は、タイトル通りに54枚の絵で構成されているのですが、この作品は、展示される場所で組み合わせる枚数を変えてもいいと考えていらっしゃるそうです。よくみると、模様のように描かれているフォルムはゆるくつながっています。そのつながりを新たに構成し直すことで、作品の違う面も感じさせようとしているのでしょうか。作品自体に広がりを感じさせるのです。




八木良太

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八木良太 《Sound sphere》 2010 ミクストメディア

会場に入ったとたんに聞こえてくるがりがりがりという音。この音は、指紋にレコードの針を付けてなぞってみたときに出てきた音だそうです。指を変えて、いろいろな音を出している映像も流れていました。さらに奥の部屋からは、なにやらごごごごっという大きな音が。展示室内には茶色や黒いボールが置いてあります。このボール、カセットテープで作成されているのです。八木さんは「そこに存在しながら意識されないもの・識別不可能なもの」をテーマに身近なものを使って作品をつくる作家さんです。『sound sphere』という作品の、長い長いカセットテープのテープ部分をぐるぐる巻いてできた球体は、それだけで膨大な情報量をはらんだ時間を感じさせる存在です。そのテープの球体をレコード針にセットして、音を出す体験をすることができるのですが、球体を持つと案外軽いことに驚かされます。普通黒いかたまりを人がみると、勝手に重そうだと判断してしまうものなのだそうですが、テープ自体の薄さや軽さはこんなものだったのかと思うような持った時の感触を味わうことが出来ます。積み重ねられた情報と時間のかたまりなのに、案外軽いその球体の違和感。そして音を実際出してみると、何とも言えない無機質でもあり、個性も感じる音が出てくるのです。ものに対する愛着や刻んだ時間を大切にしているような気がします。物質的そのものの価値や魅力というより、深い内面を浮かび上がらせているように感じました。

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東京都現代美術館 MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方
会 期:2011年2月26日(土)~5月8日(日)
休館日:月曜日 *ただし3月21日は開館, 翌22日は休館
開館時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)


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  1. はろるど

    はろるど

    2011-04-28 (Thu) 01:12

    こんばんは。一見、表現の違う方向にある作家さんや作品が、通して見ると繋がっているような気がする展覧会でしたね。
    八木さんはちょっと今までとは毛色の異なる作品で驚きました。確かにテープのボール、意外なほど軽かったです。

    私としては冨井さんが一番が好きですが、椛田さんの圧倒的な仕事量(?)にも感服させられました。

    毎年色々と見るべき点の多い、現代美術館の密かなヒット企画だと思います。
  2. ゆりbutainunana

    ゆりbutainunana

    2011-04-28 (Thu) 23:00

    こんばんは!
    今回のMOTアニュアルもかなり良い展覧会でしたよね。
    私も冨井さんの作品が一番のお気に入りでしたが、椛田さんのボールペン一筋なところも本当に力を感じるなと思いました。
    気になったのが、私が行ったときもまだ図録が売っていなかったので、欲しかったのですが買えず、いつ出て来るのかな…と思ってしまいました。会期もうすぐ終わってしまうんですけどね…。

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  1. SPEAKING ABOUT ART

    2011-05-11 (Wed) 22:39

    東京都現代美術館で開かれていた MOTアニュアル2011に行ってきた。MOTアニュアルは毎年東京都現代美術館で開かれている、若手作家を集めたグループ展。今回は「Nearest Faraway 世界の深さのはかり方」という...

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