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シュテーデル美術館所蔵フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展/Bunkamura

 Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている
シュテーデル美術館所蔵フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展
へ行ってきました。

110506a.jpg 

この展覧会は、ドイツシュテーデル美術館に所蔵されているオランダフランドル絵画を中心にした展覧会です。今回数少ないフェルメールの『地理学者』の一枚が来ていることでもかなり話題になってますね。大々的に宣伝しているおかげで、テレビで予習できてしまったくらいです。

今回の展覧会内容構成は
・歴史画と寓意画 History Painting & Allegory
・肖像画 Portraiture
・風俗画と室内画 Genre & Interior Scenes
・静物画 Still Life
・地誌と風景画 Landscape & Topography


となっています。このように見てみると、17世紀のオランダ絵画はとても多様なモチーフがあり、内容も様々だったことが分かりますよね。
イタリアでは、宗教絵画や神話の絵が真っ盛り。
その違いの一つとしては、イタリアではカトリック教徒が多い一方、オランダはプロテスタント発祥の地。絵画の注文も宗教画が中心ではなかったということもこれだけバラエティに富んだ題材が多い原因の一つですよね。

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今回、気になった作品は相当あります。
ここに書いていたら、膨大な量になるくらい。
それほど、オランダ・フランドル絵画については気になる作品が多いです。

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フェルディナント・ボル《若い男の肖像》

レンブラントのわりと初期のお弟子さん。それだけレンブラントのまさに継承者と言えるような描き方をしています。
陰影の付け方もドラマチックなのですが、黒の濃さが凛とした印象を与えていますね。
彼は工房作《イサクの犠牲》を描いたのではないかと言われている人なのだそうですよ。


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アドリアーン・ブラウエル《苦い飲み物》

思わず笑ってしまいますよね、この顔に。誰がなんと言おうと苦そう。何の飲物を飲んでいるのでしょうか。作家のアドリアーン・ブラウエルは居酒屋にいるのが好きで、お酒や酔っぱらいなどを多く描きました。この《苦い飲物》も随分生き生きとした表情をしていますよね。一般市民のそのままの姿を描き出したこの作品はまさに、市民が豊かだったオランダならではの作品だなと思いました。



今回の展覧会は風景画をたくさん観られることも特長だと思います。
モノクローム風景画や、後のピクチャレスクにも通じる絵画が観られます。
オランダは山のない平坦な風景です。遮る物がないため、空がとても広く見えるんですね。その空を大きく描いた作品がたくさんありました。

さらに、今回の展覧会はヤーコプ・ファン・ロイスダールの作品もたくさん観られる良い機会だなと思いました。
ロイスダールは、画商額縁職人の息子として生まれ、伯父も風景画家というまさに画家一家出身者でした。ロイスダールも数々の風景画を残しています。

ロイスダールの作品は荒々しく、荘厳な風景が多いです。

110506f.jpg 
ヤーコプ・ファン・ロイスダール《滝のあるノルウェーの風景》

彼の作品の特長としては、北欧の風景も描いたりしているところだと思います。
あと、オランダでは滅多に降らない雪の風景《雪を被った木々のある冬の風景》も描いています。


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フェルメール《地理学者》

この作品はまさに真打ちですね。この作品を目的に観に来たという方がかなりいらっしゃるはず。フェルメールの数少ない作品のうちの一つです。

この作品は、大航海時代のオランダの地理学者を描いたものです。
地理学者はその当時のエリートであり、注目されていた人でした。実在の人物を描いたとされています。
作品はとても光を感じますね。まわり込む光のそれぞれの描き方に注目してもらえたらと思います。


こうやって見ていると、大航海時代のオランダ人の生活は豊かだったことが作品をみていると分かりますよね。
人や静物が生き生きと描かれているのは本当にいいなと思いました。


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夜間開館の日に行ってきたので、わりとゆっくり観られました。

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シュテーデル美術館所蔵フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展
会期:2011年3月3日(木)-5月22日(日) 開催期間中無休
開館時間:10:00-19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで)
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