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  1. ワタル

    ワタル

    2011-11-30 (Wed) 23:46

    ツイートでブログやってること始めて知ったので、記念カキコ。
    ジョン・スローン《冬の6時》にうぉーーと思いました。初めて見る絵だけど、こういうの好き。
  2. ゆりbutainunana

    ゆりbutainunana

    2011-12-03 (Sat) 17:05

    どうもどうも! この絵は活気あって、アメリカらしくていいですよね。暗い風景にならない、希望の明るさを感じますよ。

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モダン・アート,アメリカン/国立新美術館

国立新美術館で開催されているモダン・アート,アメリカン展へ行ってきました。


111003a.jpg



この展覧会は、鉄鋼会社の御曹司ダンカン・フィリップスが集めてきた作品を収めたアメリカ初の近代美術館であるフィリップスコレクションの所蔵品で構成されています。
この作品全部一人で収集されたものだということがまず驚きですが、開拓時代からのアメリカアートの歴史が一堂に揃っており、いかにして変化していったかを学べる機会となっています。

公式HPは→こちら



展覧会の最初はこの作品から始まります。

111003b.jpg
エドワード・ヒックス《平和な王国》 油彩/カンヴァス

これはアメリカの作家の作品なの?と思うくらい、私には結構衝撃的な作品でした。
この作品は、看板描きの仕事をしていたクェーカー教伝道師エドワード・ヒックスのものです。旧約聖書のイザヤの書の予言を題材にしているのだそう。
看板職人ということでとても納得してしまいます。アートというよりも、何かを説明するための絵という印象です。ライオンはリアルのようで、そうでもないというのがこの作品の魅力でもありますよね。。。
アートを牽引してきたアメリカが、最初から最先端を走っていたわけは当然ながらないですよね。開拓時代、職人として画業を営んでいた人の作品を観る機会など実はとても貴重で、この後の100年の変貌を観るスタートとしてはとても面白い作品だなと思いました。




111003e.jpg
モーリス・プレンダーガスト《パッリア橋》 油彩/カンヴァス

この作品、とても変わった印象の作品ですよね。
一見、広重の浮世絵にも通じるものを感じます。絵の具の盛り方もとても独創的。
展覧会場でも一際異彩を放つ存在でした。
プレンダーガストは、セザンヌを崇拝していたのだそう。そう考えると、色面でかたちを追う描き方は共通するものがあるのかもしれません。
鮮やかなアメリカの風景がよみがえり、活気を感じます。
たくさんの絵の具を使っていると思うので、この絵描いているとききっと楽しかったんだろうなと感じます(笑) 自分だったら、たくさんの絵の具を使って鮮やかな作品描いてみたいですもん。



111003d.jpg
アーサー・G.ダヴ《赤い太陽》 油彩/カンヴァス

こちらも正直「え?」と思ってしまった作品。まさにカルチャーショックです。
一見アールブリュットかと思いました。
ダヴは報道画家時代にヨーロッパへ留学し、そこでフォービズムなどの影響を受けた画家。
彼はアメリカで初めて抽象表現を取り入れた画家だと言われています。この作品から抽象表現主義主義などへ傾倒していくんですね。
確かに衝撃的ですもの、太陽の描き方が。そのセンスたるや、あっぱれと言いたいくらいの独創性を持つ絵ですね。スピリッチュアルな感じがします。自然との向き合い方が精神性を持っているように感じます。
ダヴの絵は今回数点観られるのでとても貴重です。日本ではなかなか出会えない作品ですから。この強烈な太陽の絵は印象強すぎてなかなか頭から離れなかったです。




111003h.jpg
ジョン・スローン《冬の6時》 油彩/カンヴァス

ニューヨークのラッシュアワーを描いた作品。でも、同じラッシュアワーでも新橋の風景と似ているようで似ていない雰囲気を持っています。
ニューヨークの活気がとても伝わってきます。人のあたたかさ、世界の経済の中心に生きている人の豊かさ、誇りまで伝わってくるようです。
スローンも報道画家でしたが、ニューヨークの人々の生活をありのまま描いたあたたかい作品だなと感じました。




111003c.jpg
ヘレン・フランケンサーラー《キャニオン》 アクリル/カンヴァス

フランケンサーラはグリーンバーグとの出会いから抽象表現主義へと傾倒していった画家です。この作品は、ステイニングという技法を確立したものだそうです。とても赤が鮮やかで印象に残ります。グランドキャニオンなのでしょうか。しみで表現しているので自然な表情を出しており、偶然の色合いが心地よいなと感じます。
この作品はアクリル絵の具で描かれているのだそう。水彩のアクリルは確かにしみをつくるのにとても適している画材ですよね。透明感も感じさせるその表現は繊細なのにかなりの存在感を持っている作品だなと感じました。




111003f.jpg
スチュアート・デイヴィス《卵泡立て器、No.4》 油彩/カンヴァス

この作品は、台所を描いているのでしょうか。でもほとんどかたちが見えません。キュビズムのようにも感じますが、色合いはとても鮮やかです。まるでデザインされている構図に感じますね。
スチュアート・デイヴィスはセザンヌやピカソに感銘を受けて、このような作品を作り上げるようになったそうです。
明るい色合いがアメリカ的で楽しいイメージですが、ちょっと冷たさも持ち合わせているんですよね。その点が面白いと感じました。
学生時代の平面構成を少々思い出しました。クオリティはとんでもないくらい上なので恐縮なのですが、デザインされる色面という印象が強かったからなのでしょうか。




今回の展覧会はアメリカのアートの流れとつながりをしっかりと学べる機会となりました。印象に残る独創性の高い作品が多かったこともアメリカのアートならではだったのかなと感じます。アート先進の地で繰り広げられた動向をこの目でしっかり観られたのも良かったです。
また、ヨーロッパの絵画とのつながりも学べる機会となり、当時の時代背景なども知る機会となりました。




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会場も広いのに空いているので、かなり落ち着いて観られます。大きな作品も多いのでゆったり観られるのはいいですね。


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会期:2011年9月28日(水)~12月12日(月)
開館時間:午前10時~午後6時 ※金曜日は午後8時まで開館
     (入場は閉館の30分前まで)
     火曜日休館

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  1. ワタル

    ワタル

    2011-11-30 (Wed) 23:46

    ツイートでブログやってること始めて知ったので、記念カキコ。
    ジョン・スローン《冬の6時》にうぉーーと思いました。初めて見る絵だけど、こういうの好き。
  2. ゆりbutainunana

    ゆりbutainunana

    2011-12-03 (Sat) 17:05

    どうもどうも! この絵は活気あって、アメリカらしくていいですよね。暗い風景にならない、希望の明るさを感じますよ。

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