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  1. 日毎に敵と懶惰に戦う

    2012-01-05 (Thu) 11:04

    新年早々、210分待ち!などとディズニーランドかっ!みたいな行列で話題になっている『北京故宮博物院200選』。まず、それだけ行列しているのはある一つの作品であって、それ以外を見るためであればそれほど行列しないし、それ以外でも十分すぎるほどに見ごたえがある展覧会

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北京故宮博物院200選/東京国立博物館

東京国立博物館で開催中の北京故宮博物院200選
へ行ってきました。


120102a.jpg



この展覧会のwebコピー「中国皇帝のコレクション、空前の規模で一挙来日」
と銘打っているだけあり、日本初来日の品も多く、宋・元の書画41件と陶磁器などの名品約50件
さらに他たくさんの名宝が観られる展覧会です。

公式HPは→
こちら

そして、今回の目玉で急遽展示が決まった「清明上河図」。
中国人だって観る機会がないという名宝を日本のお正月に拝めることができるなんて贅沢極まりないですよね。

line2.png


まずは、清明上河図について。

作品はとても長くて見応えあるのですが、とにかく細かい。もう周知の事実なので私が言うことでもないのですが、細かい。展示の前にサイネージのような画面でシーンが拡大されて写されているのですが、何故あれだけ布の目がすごく目立つのかなと不思議でした。観ると納得、相当拡大しないとまともにサイネージに写せないんだなと実感しました。
ロバを追う人は見落としそうなくらい小さいです。あ、こんなところに!と発見する楽しさも感じました。橋を渡る人も、家の中にいる人も、豊かな生活をしている様子が伺え、とても微笑ましい。楽しい風景は平和の証。うらやましくなりました。
描かれている人の表情ひとつひとつを観たかったのですが、追い立てられるので速読術が必要かなと思いました。。



line2.png



挙げたらきりがないくらい見どころ満載な展覧会でしたので、
自分がいいなと思った作品だけちょっとピックアップして感想を。



■祥龍石図巻 趙佶(徽宗)筆  北宋時代・12 世紀

徽宗皇帝は自身で書と画を率先して描いていたそうで、痩金体を20代で習得されていたということだけあり、美しい文字が書かれていました。細くて鋭角なかたちをした書体が観ていて清々しい印象を持っているような。
ちなみに、痩金体のフォントよく使います。なので、ひいき目です。。



■草書諸上座帖巻  黄庭堅筆 北宋時代・元符2 ~ 3 年(1099 ~ 1100)頃

徽宗皇帝の痩金体とは打って代わり、荒々しい文字の書。迫力がありました。図形のようにまで崩されている文字は、表情があって一つ一つを噛み締めながら観たいなと感じました。
「@」みたいなかたちの文字も発見して面白かった。



■楓鷹雉鶏図軸  李迪筆  南宋時代・慶元 2 年(1196)

日本の軸装の画にはない大きさの掛け軸。立派で迫力ありました。鷹の表情がなんとも言えないくらいの気迫を持っており、鶏の羽の美しさの対比も良かったです。もっと鮮やかだったら迫力増したかなと思いました。観てみたかったですね。



■双鉤竹図軸  李䵂筆 元時代・14 世紀
■清䌙閣墨竹図軸  柯九思筆  元時代・至元 4 年(1338)


この作品が二つ並んで展示されていたので、見比べるのも面白いなと感じました。
双鉤竹図軸はとてもリアルに竹を描き、解像度の高いクリアな写真を観ているかのように感じました。繊細な竹の表情をよく現しているなと思いました。一方清䌙閣墨竹図軸は荒々しくコントラストの激しい水墨画。男らしいといいますか、潔い構図が気持ちよいなと思いました。



■水村図巻  趙孟頫筆 元時代・大徳6 年(1302)

この作品は、中国山水画の最高傑作といわれているそうですね。ぼやっとした景色に情感を感じました。画の部分は本当に小さいのですが、存在感がある。この作品は、賛が随分書いてありましたね。



■琺瑯花蝶文瓶 明~清時代・17 世紀

ホーローの言葉の起源とされる陶器だそうですね。その中でもこの作品はマットな質感がとても印象的できれいでした。模様も細かく、青の色が鮮やかで何とも言えない色をしており、本当にうっとりしてしまいました。



■刺繡三羊開泰図 清時代・18 世紀

三つの羊=三陽ということで、吉祥の模様として作られたものだそうですが、とにかく細かい。この細かさを現物観られてよかったなと感じたのが、羊の毛の模様部分。渦巻きのようなかたちをした刺繍で形作られていたのがとても繊細ですね。これが刺繍なのかと驚いてしまうくらいの作品でした。



■康熙帝南巡図巻 第十一巻 王翬等筆 清時代・康熙30 年(1691)

この展覧会の目玉「清明上河図」の細かさも驚きましたが、この作品の細かさも尋常ではなかったです。しかも、大きい。物語も南京の報恩寺から長江などを下って北固山までの河周辺の人々を描いた壮大で、見応え十分な作品。すごかったです。観るだけで30分かかったくらい。もちろん混んでいた状況もあってのことですが、この展覧会の作品の中で最も見応えある作品だなと感じました。凝視していても観えないくらいの細かさ、船の帆の質感や人の表情までも描いている緻密描写はいくら観ていてもあきないですね。



■花盆文宝石飾簪  清時代・19 世

今まで男らしい作品が多かった中、女性のための装飾品が出ていたので、とても印象に残りました。ちょっと洋風な印象も持つこの髪飾りは他2品出展されていましたが、こちらのものが一番かわいらしいなと感じました。個人的趣味です。



■乾隆帝大閲像軸 清時代・18 世紀

今回の展示にはジュゼッペ・カスティリオーネの描いた乾隆帝が数点展示されていましたが、この作品のシーンが興味深かったので印象に残りました。
隣には実物も展示されていましたが、儀礼用の甲冑を着て馬に乗る姿は、当時の中国の文化が受けた影響を色濃く描いており、中国の皇帝のイメージとはちょっと違った印象で、驚きました。
しかし、ジュゼッペ・カスティリオーネはデッサン力ありますね。すごく上手だ。



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正月だったので、混み方は普段よりすごかったと思います。
それでも日曜美術館放送前。 
ちなみに、私は 清明上河図を並んで鑑賞したのが2時間
他の展示品鑑賞に3時間(そのうち康熙帝南巡図巻第一巻で約30分)
かかりました。
混んでいて自分のペースで廻り辛いので鑑賞時間はかかると思いますよ。


[追記]
清明上河図の鑑賞のための入場規制。
プレートにその都度◯◯分と書かれ更新されていくのですが、30分は余裕持った時間で書かれてました。正直三時間半待てと書かれたときは萎えましたが、実際は2時間ほどで観られました。
ただ、作品展示内に入ったら立ち止まることができないので、よく観ようとすると「歩いてください」と促されてしまうので、ゆっくりなんか観られません。とても小さい絵ですので、どこに何が描かれているのか瞬時に判断せざるを得ず、結構大変でした。
ゆっくり観られるチャンスがある人はうらやましいですが、何度か訪問して作品鑑賞した方がいいかもしれませんね。


line2.png


<特別展>北京故宮博物院200選
会期:2012年1月2日(月・休)~2月19日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時
休館日:月曜日
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  1. 日毎に敵と懶惰に戦う

    2012-01-05 (Thu) 11:04

    新年早々、210分待ち!などとディズニーランドかっ!みたいな行列で話題になっている『北京故宮博物院200選』。まず、それだけ行列しているのはある一つの作品であって、それ以外を見るためであればそれほど行列しないし、それ以外でも十分すぎるほどに見ごたえがある展覧会

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