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アートなピクニック/横浜市民ギャラリーあざみ野

今日は横浜市民ギャラリーあざみ野にて、視覚に障害をお持ちの方々と
アートなピクニックに参加してきました。



120219a.jpg



今回はあざみ野で開催中の企画展Viewpointsを鑑賞。
公式HPは→こちら


このような視覚に障害をお持ちの方と美術を楽しむ企画はあざみ野では過去数回行ってきており、去年夏にはトリエンナーレへの鑑賞ツアーにも。
アテンドもだいぶ慣れてきました。

私の過去記事は→こちら



line2.png


今回ご参加いただけた視覚に障害をお持ちの方は2名で、お二方とも現代アートを鑑賞するのは久しぶりだったそうです。

アートを鑑賞するということだけでも身構えてしまうそうなのに、現代アートと聞けばもっと足が遠のいてしまうのも分かります。
難しいという先入観があるんですよね。見ることができないのにどう理解したらいいのか分からないという気持ちが湧いてくるのかもしれません。

でも、今回の展覧会作品は絵画をテーマにしながらも、立体作品あり、空間をうまく工夫された作品ありと絵の描き方だけではない特長を持つものばかりだったので、実際に歩いてまわられて体験していただいてとても面白いと言ってくださっていました。

鑑賞の様子はというと、
1名の視覚に障害をお持ちの方と、6~7名ほどの私たちが一グループとなり、
使われている素材や、大きさ、展示されている状況などをお伝えしながらそれぞれ絵の感想を言いあったりしました。
今回は特に作品解説はせず、純粋に目の前の作品を観た感想を述べて、主観で語り合うようなかたちに徹しています。


作品を鑑賞してみて、
特に吉田さんの作品には強い関心を寄せていらっしゃって、山の立体作品の材質はどのようなものか実際触ってみてみたいとおっしゃっていました。
やはり空間を生かした作品はイメージしやすいのかもしれませんね。

椛田さんの作品も、部屋をぐるっと歩いてまわってみて、スケール感を味わっていただいたあと、椛田さんが女性であることをお伝えしたらとても驚いていました。
作家の身体性をイメージすることが作品鑑賞のポイントになるんですよね。
目の前のものに対しての感想だけだとどういう作品なのかが伝わらないこともあるので、作家のことを少し説明してあげると、理解が深まるようでした。


桑久保さんの作品についても非常に熱いディスカッションが展開されて、作品の意図などはこうなのか、ああなのかなど含みを持たせたテーマの作品だったこともあり随分語り合うことができました。タイトルにも非常に興味を持たれて、イメージするのに役立ったとおっしゃっていました。


今回は特別に、展示室から戻ってきたあと、手を洗って浅井さんの作品数点を触らせていただく機会に恵まれました。

120219c.jpg

展示室に展示されている作品は絶対触れませんのでご注意を。今回の企画だけの特別な機会です。

「こういう材質のもので、これくらいの大きさで。」と一生懸命伝えてあげても、やはり直接触ることに勝るものはないですよね。
絵画の作品はなかなか視覚以外の感覚で鑑賞することが出来ない分、素材だけでも触れる用意があると、イメージがより伝わるんだなと思いました。

今回東京国立博物館でガイドボランティアをされている方も参加されていたのですが、東博は触ることが絶対出来ない国宝が多いので、視覚に障害をお持ちの方へは口頭説明のみでガイドをされているそうです。
コンテンポラリー作家の場合は、素材もテーマもそれぞれですし、身近にあるものを素材としている作品も多いので、これは何かということを人の主観のみで伝えることだけではない、アートの鑑賞方法がもう少し検討される機会があるといいのでしょうね。
コンテンポラリーだからこそ設けられる機会ということを探っていけたら。


120219d.jpg



今回の会を通して、
先天性の全盲の方へのアプローチとなるとどのようになるのかとか、
人によって興味関心のポイントや、鑑賞スタンスが違うので、何をどこまで情報としてお伝えすればいいのかなど課題はまだまだたくさんあると感じましたが、あざみ野では今後も企画展の際にこのような機会を設けていくのでより良い鑑賞方法を模索していきたいですね。

その話し合いの際、複製画を触れる美術館があるという話が出ました。
絵画を触って鑑賞するという機会は今現在ほぼない状況ではあるので、このように複製画の新しい可能性として視覚に障害をお持ちの方への展示の機会はないのだろうかなと思いました。

以前にも書きましたが、視覚に障害をお持ちの方と鑑賞する機会があると、こちらが気がつかないポイントや感想をお話しあえることがあり、とても新鮮な気持ちでアートと向き合えるんです。
そういった意味でも「見えないから」と躊躇されずにもっとこういう機会広がって、アートの面白さを共有できたらなと思います。

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