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アラブ・エクスプレス展/森美術館

森美術館で開催されているアラブ・エクスプレス展へ行ってきました。

120622a.jpg

公式HPは→こちらから

120622e.jpg
ハリーム・アル・カリーム 《無題1》(「キングズ・ハーレム」シリーズより) 2008年


こう言ってしまうとですが、予想通りのと言いますか、ストレートな表現の作品が多かったですね。
イスラムは偶像崇拝を禁じているという知識から、作品もアラビア書道などの作品もちょっと期待していたところなのですが、むしろ映像や写真で今のアラブの状況を露わにしたものばかりでした。

メッセージ性の強いものが多い分、2時間半以上は鑑賞に時間をかけました。
それでもさらっと見たくらい。
映像が多かったので、全部をちゃんと観ようとしたら一日はかかってもおかしくない内容でした。
それくらい作品に内包されていることがとても多いので、頭も軽く頭痛が出てくるくらい、濃い内容でしたよ。


どの作品も、技法やクオリティの追求というより、いかにアラブの現在を伝えるか、アピールするかというものであるので、ちょっと他の国の作品とは一概に比べられないなと思いますね。
予想していたことと違ったのは、案外女性アーティストも多かったということ。
その考え自体がまさにこの展覧会でいう「外からみた、アラブといえばのイメージ」なのでしょうけれどもね。


120622c.jpg
サーディク・クワイシュ・アル・フラージー 《私の父が建てた家(昔むかし)》

この作品が一番アニメという手法を用いることで、柔らかな表現にしているなと思いました。
アニメーションのクオリティも相当高いなと思いましたし、他の作品と比べると、表現すること自体を楽しんでいるようにも感じました。
もちろん内容は決して明るくないモノクロの世界ですけれどね。
ノスタルジックなイメージは、離れてしまった中東の故郷を懐かしんで作られた様子が伺えますね。


120622d.jpg
アーデル・アービディーン《アイム・ソーリー》2008年

逆に、観て一番ぐさっとショックを受けてしまった作品がこちらでした。
他の作品が単刀直入なものが多い中、ネオンの看板だけの作品。
作者はイラクのバグダッド出身で、アメリカにいた時によくこの言葉を言われたそうです。

作品自体もサインだけのシンプルなもので、書かれていることばもまたシンプル。なのにその言葉の意味を知ったとたんに随分と衝撃が走りましたね。
[I'm sorry]という言葉には二つの含みがある言葉だということも知り、イラク出身の方がこの言葉をどのような気持ちで聞いたのだろうと思うと、いたたまれない気持ちにもなりました。

この作品、お土産で飴を一人一個づつもらえます。
飴にも[I'm sorry.]の文字が。


衝撃が走った作品といえば、
ハラーイル・サルキシアン 《処刑広場》も、単刀直入すぎるほどの被写体ではありましたが、今まさに内戦の真っ最中の国のしかも、見せしめで行っている公開処刑の場を誰一人もいない状況で撮影しているので、少し身震いがしてしまいました。
街中に掲げられている大統領の写真看板もあったり。


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私はアラブ文化を体感したことがあるのは、一度エジプトへ旅行に行ったことがある程度。
あとはサッカーの試合を見ているおかげで国名を知っている程度の知識です。
ただ、昨今の報道で中東の情報はたくさん入ってくるので、イスラム文化も含めて関心は昔からありました。

それぞれ国の事情やイスラム文化の違いはあるので、一括りにすることは全くできませんが、作品すべて明るくなく、怖くて強迫観念まで残る印象だったのが気になるところでしたね。
あえてそのような作品を集めたのでしょうか。
私はイスラム圏といえば、映画「運動靴と赤い金魚」の世界観のイメージも持っていたので、のんびりとした光景の印象もあるのですけれども。

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tug12.png
rank2.png

まだ始まって間もないこともあってか人は少なめでした。
今回は作品の撮影OKでした。
けど、私はカメラ忘れたのでまた次回映像作品中心に観に行ったときに写真撮ります。。


line2.png

会期:2012年6月16日(土)-10月28日(日)
開館時間:10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで)
会期中無休
※入館は閉館時間の30分前まで
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